「葬祭ディレクターの独り言」は葬儀のあれこれを紹介します。

葬儀の仕事をしていると「孤独死」に出会う事も少なくありません。

この場合、死後何日か後に発見されていったん警察に引き取られることが多いのですが、ご家族と連絡が取れなかったり、連絡が取れても絶縁状態で関わりたくない…という葬家までいらっしゃいます。

…大変悲しい事です。

前述のような理由や、その他様々な理由から近年では「遺品整理業者」へのニーズが増え、各メディアでも取り上げられるようになってきました。

遺品整理業者はゴミを扱うわけではありません。故人様の「財産」を運ぶことになる為、一般貨物自動車運送事業の許可が必要です。また、産業廃棄物収集運搬に関する許認可、遺品をリサイクル販売するための古物商の許可まで必要になります。

会社を設立するだけでも大変そうですね…

自殺や事故等で異臭やシミがついてしまい、特殊清掃が必要な場合などっも対応するため、非常に大変な仕事です。

今後もニーズが増え続けるであろうこの業種に関しては、多くの人の理解を得て、有能な人材に足を踏み入れてもらう努力をする事が必要になってくるのではないでしょうか。