「葬祭ディレクターの独り言」は葬儀のあれこれを紹介します。

古くからある名作で私も子供の頃よくみていました。怖がりな性格だった為、お化け屋敷に行くのは断固拒否、霊柩車を見かけたら親指を隠し、お墓の前を通るのも怖がっていました。

…今では葬儀社でどれも欠かせませんが。

そんな私でも何故か水木しげるさんの作品に出てくる妖怪はそのタッチにどこか愛嬌があったのか、怖い思い出はないんですね。むしろ妖怪図鑑などを買ってもらって読んでいたくらいです。

そんな水木さんですが、昨年の11月30日の朝93歳にしてこの世をさられました。

つい最近の事ですね…

多くのファンに惜しまれて亡くなった水木さんですが、葬儀はすでに終え、今年はお別れ会などが企画されているようです。

以外と知られてはいないかもしれませんが、実は水木さんは戦時中にパプアニューギニアで左腕を負傷し切断しているんですね…

それでもほとんどの戦友が戦地で亡くなった中、多くの人々に素晴らしい作品を提供しながら93歳でお亡くなりになったのはまさに『天寿を全うした』といってもいいのではないかと個人的には思います。

故 水木しげる さんの安らかなるご冥福を心よりお祈り申し上げます。