野良犬を可愛がってたお婆さんが死去…葬儀に犬達が大集合

2015/04/09

ドラマのような本当の話!

日本では犬と人間の話ですぐに浮かんでくるのは「忠犬ハチ公」ですが、犬って人間と心が通い合う動物なんだなぁ…と改めて思う出来事がメキシコで起こりました。

メキシコのメリダという町に住んでいたスアレスさんはお腹がすいている野良犬や野良猫を見るとほおっておけないらしく、習慣的に食べ物を与えていたそうです。

彼女は今年の3月に亡くなり、生まれ故郷のメリダから1300キロ離れた町で葬儀を行う事になったそうです。

家族や親しい人々で哀悼の意を捧げていると、なんと式場に約20匹の野良犬達がやってきたというんですね。

初めはもちろん何が何だかわからなかった遺族も「お婆さんとのお別れをしに来たのではないか?」…という話になり、式場に通してあげたところ棺の周りに静かに横たわったそうなんですね!

…すごい!

式場の人々も初めての経験で、その野良犬達も見たことがなかったそうです。

しかもこの野良犬達…出棺の際には人間の列の後に続き、また式場に戻ってきたというんですから、気まぐれではなくしっかりとお婆さんと「お別れ」をするという意思をもって1300キロの道のりを駆けてきたと思って間違いなさそうですね!

以下はこの出来事をFacebookで投稿した親族の話…

「私の母は動物が大好きでした。道で動物たちに出会ったら、少しでも食べ物をやらずにはいられない人で、時には自分が食べるよりも先にやるほどでした。私 たちが通夜に到着したとき、どこからともなく犬たちの群れが式が行われる部屋に入ってきて、しゃがみ込みました。そこにいる人たちと一緒に、まるで彼女を 守るかのように一晩中そこにいました。朝、犬たちはどこかに行ってしまいました。でもママを送り出す時に犬たちは戻ってきました。まるで、最後のさよなら を言うかのようにもう一度やってきたのです。神に誓って、とても美しくて不思議な出来事でした」

…うーん!人は葬儀の時にその人の人柄が現れる…なんて言いますが、これは本当にお婆さんの人柄を表す温かい出来事だと感じますね。


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